慢性的ドラマチック欠乏症

そのロマンスで救える命がある

その日私は幽霊になった

2023/3/16の日記

そこに私はいません

Twitterを見ていた。

フォローしていない人のバズツイが流れてきた。そこに書いてあった。

「最近一重の子いないよね」

なるほど。

もともと二重信仰が強大な日本、かつこのマスク社会でまず見られるのは目元だし、確かに目元の印象を良くしたい子は多くなったと思う。

そうだよなあ。

そう呟く私はゴリゴリの激重一重であった。

 

肉厚だが二重の母親と一重だが皮膚が薄くぱっちりした目の父親の間に生まれたのだが、自分は肉厚な一重だった。

妹はまぶたの薄い一重だった。

比較的受け継いだ要素が軽症だった妹は成人してお金を貯めて二重にした。

メチャクチャ可愛かった。

マイナス面だけ受け継いだ自分もアイプチで二重にしてみたことはあるが、爆誕したのは「二重のブス」だった。

クッソ似合わなかった。キモかった。

しかも瞼が肉厚すぎて5分も持たなかった。

 

美意識の高い子であればダイエットをして印象を変えよう、お金を貯めて整形しようと自分をよくするために努力するものだろうが、当時ソシャカスボケナスクズであった私は埋没どころか切開、それどころかもっといろんな部分の整形もできるような額をソシャゲにつぎ込んでしまった。

ちなみにそのソシャゲは数年前にサ終した。

 

可愛くなりたいまではいかない。

人並みの顔面がほしい。

通りすがりの知らんカスに暴言吐かれないような見た目でありたかった。

そう思うのに金を今でも自己投資以外に使っているのは、自分の中で自分の優先順位が低いからかもしれない。

それか過去にアイプチで二重になった自分がキモすぎたこともあり無意識に「金かけたのに結局ブスだった」を避けたいと思っているのかもしれない。

まあ全て自分のせいだ。

努力してこなかったぶんのツケだ。

努力している美人を僻むのはお門違いである。

 

「最近一重の子いないよね」

私の存在は消えた。

その日私は幽霊になった。

 

 

 

まあ痩せてて二重の子って可愛いから普通に憧れるし、まずはダイエットと整形貯金でも始めようかな〜。

「清潔感のある二重のブス」を目指します。