2023/4/6の日記(更新日は7日)
有休とって池袋に行くわよ
舞台「カリスマdeステージ」4/6夜の部を見てきた。いわゆる2.5次元というやつである。昔は舞台化が苦手だったのだが、フォロワーの付き合いでヒプステを現地で観てからというもの、むしろ2.5が好きになったのでここ数年はわりと色々観ている。
そんな中での自ジャンル舞台化だったため、もちろんチケットを取った。
以下注意書き
※当たり前ですがネタバレを容赦なく書いています。
※ストーリーの説明はほぼありません。ただただ思い出したことを書きつらねています。まだ見たことのない人よりも既に見た人向けの感想です。
※猿川慧および 天堂天彦と猿川慧のコンビが好きな人間が書いています。視点が偏っていたり都合のいい解釈をしている部分がある中立的ではない感想ですのでご了承ください。
いい?
近ェ〜〜〜!!!
小さめの会場とは聞いてたけどロビーからこんなに近くで見えんの?なにこれ…
若干ギリめに入場したから自分の席がぽっかり空いていたのだけど、マジ?自分ここに座んの?目の前に紫とピンクのドアあるよ!?!?!!!?目線のまっすぐ先にある!!!!!助けて!!!!!!!!社会性がなかったら叫ぶところだった。耐えた。
前の方だったんですが、こんなに近いのにさらに前の席があるってどういうこっちゃと思った。
開演
みんないる…
目の前で、動いてる…
目の前で見る19センチ差、凄まじい。
猿川慧ってこんな小さかったか?いや天堂天彦がデカすぎるのかもしれない。初日配信は買って毎日見ていたからわかっている動きなのに、生で見るのは訳が違う。
天彦は脚長すぎてほとんど見上げてた気がする。夜の東京タワーなんて建てなくてもお前自身が東京タワーだよ。赤いし。
軽快なファンファーレで曲が始まる。
最初の曲!目の前に猿川慧が!!!!!!!!助けて!!!!!!!!眼光が鋭い!!!!!!!!ヨッ!獣の王!!!!!!!!
配信で予習していたのでそれぞれの踊り方の個性を見る余裕があった。それぞれかなり良い。
だるそうだけど動きは大きいふみや、手首のスナップが効いていてあざとい依央利、所作ひとつひとつに上品さがあるテラくん、ハキハキした元気な動きの理解、小さく控えめだけどたまに隠し切れない俊敏さが見え隠れする大瀬、ふみやとはまた違った準備運動で手を抜く中学生みたいなだるさを見せる猿川慧、長い手脚を存分に活かして踊るのでかっこよさウザさ面白さがギチギチになって同居している天堂天彦。
20ウン年生きてきて予習の大切さがわかった。
覚えてる限りはこんなんだったよ
ここからは思い出したことを雑に書いていく。できる限り演目の流れに沿って書くが、厳密な順番ではない。あと推し補正とかもあるので私の脳が都合よく歴史修正してたら優しく指摘してくれよな!
ドラパ再現人物紹介パート
ステの奴隷は血色がいい。唇がうるうるとしている。
猿川慧、イスの座り方の治安が悪化している。平気で肘置きに足をかける。足を乗せる。ソファに両足をのせる。初日でお行儀悪いな〜と思ってたけどまだ上があった。お前の実力 計り知れない 広がる脚の領域は 猿川のテリトリー
舞台ガチ勢の同僚から双眼鏡を託されていたのだが、前の方だし使わなくても…と勝手に決めつけていた。だが自分より前の方が双眼鏡を使っているのが見えて「あ、前の席でも双眼鏡…使ってもいいんだよな」と自分を縛る固定観念を砕くことができた。ありがとう、前列双眼鏡姉貴。
ピントを合わせ、双眼鏡で猿川慧のダメージパンツから見えるツルツルの膝を見た。真っ先に出てきた感情が「初日の出みたいだな…」だったのは我ながらかなりキショいと思った。私は私とは絶対に友達になりたくない。
りかおにの笛超うるせ〜!!!!!!!!(キャッキャッ)
配信で見るより耳にビリビリきた。こんな爆音を朝5時から聞かされたらたまったもんじゃないよな。ハウスのみなさんの不快感を疑似体験しているようだった。ありがとう。
この辺りでかなり演者の皆さんによる「慣れ」を感じ始めた。一般の観客全員が初見の状態で「カリdeステとはこういうものですよ」をまずはお見せするという意味合いの強い初日よりも、後半に当たる今日までくるとセリフや動きにそれぞれの味付けが濃く出ていると感じた。かなりのびのびと演技しているように見えた。
テラくんも結構初日よりフリーダムにやっていた感じがあった。テラくん(鏡)とのじゃんけんに勝ったってどういうことですか?テラくんの美しさの前ではこの世の常識すら歪むのかもしれない。
初日で肩揉まれながらリードを引くふみやを見て「風格を見せつけられている…」と感じたのに、ここの主従関係はさらに進化を遂げていた。自らふみやの座るソファの足を持ち上げ、そこにリードを引っ掛けてしゃがむ依央利。その姿はさながらスーパーの出口でリード繋がれて待ってる犬。かなり依央利の「自発的」の部分が押し出されていると感じた。
配信の時から思ってはいたがテラくんの喋り方、めちゃくちゃ研究されている。発声やトーン、アクセントなどの基本的な部分から、ツッコミや独り言などの普段のテラくんではない部分まで。本編に無いセリフも、まるで本編内で存在したかのように自然に入ってくる。声自体というより喋り方をかなり寄せているように感じた。声優さんと俳優さんの音声波形を並べてみたくなった。多分かなり一致するよ。
このへんでなんとなく思ったのだが、演者が全体的に間(ま)で遊び始めている。
理解と依央利をはじめとする、キャラ同士に認識のすれ違いがあった時の「は?…え?……ん?」のラリーとか、テラくん(鏡)との「お別れ〜…するから〜…(かなり間を開けて)…お別れェ〜…」とか。
この辺はかなりコントチックで良い。
懇願するテラくんを長めに泳がせてから話を進める依央利を見て、頭の片隅にはハライチの漫才で「岩井さんが澤部さんになかなか次のワードを言わないあの時間」が浮かんでいた。ギャルズはハライチなのかもしれない。
ステの猿川慧はピクサー映画みたいに滑らかに表情が変わる。マジでマンガみたいな顔するからかなり作品のギャグテイストとマッチしているように思った。ほぼ白目みたいになりながら理解と睨み合ってる図がめちゃくちゃ良かったことが刻みついている。
あの〜…セルフコンプラと同じ大きさとデザインの丸型コースターとか売ってくれませんか?絶対欲しいオタクいると思うんですよね…事後通販にしれっと加わってたり…しません…?
初日より縄を止めるりかおにがぴょんぴょん跳ね回っていた。別のシーンでポールもぐるんと使っていたし、ステの理解はフィジカルが強い。あと大瀬がサンダルを履くのを見守る理解の慈愛に満ちた眼差しが良い。
本編では部屋のドアの前で繰り広げられる話だったので動きを全く意識していなかったが、ステでは舞台でやる都合上リビングでの出来事になっているので動きが出て面白い。あの手この手で死ぬために生き生きと動き回る大瀬、かなり「逆に生命力が強い」を体現していて良かった。理解に全てを没収され、しまいにはティッシュ箱で己をガンガン殴る動きとか面白すぎる。あの部分だけGIFで欲しいよな。
そして…来たよ…自主規制幕…
唾を飲んだ。覚悟を決めた。
本編ドラパで1番好きな話。セリフを覚えてしまいそうなくらい1番聞き込んでいる話。公開からずっと狂って踊り続けている話。
「# 6 性」が、来る。
てかこれは推し贔屓フィルターなしで「性」パートがみんな1番笑ってたでしょ…会場の空気が温かかったよ 湯船のようにねえ!!!
元々ギャグテイストな作品だし、脚本演出がコント畑の方だそうなのでその良さをフルで発揮しているパートな気がする。安心してステータスをオモロに極振りしている。
ここの組み合わせのキショオタクなのでいろんなワードでここの感想をサーチしているのだが、その中でおそらく俳優さんのファンとして見ていた方が「天堂天彦のせいで推しの上裸を見ることになった」とツイートしているのを見つけて私はキモすぎる笑顔でニチャついてしまった。すんませんwウチの大使が…w
規制幕のしたからぬ〜〜〜って生えてきた天彦でもう会場あったまるどころじゃないんだよな。何やってもおもろい奴がおもろいことしたらそれはもうおもろいのよ
配信で見た時に呼吸が止まり、泣き、複数のフォロワーから安否確認をされた光景を目の前で見た。凄まじかった。
コミカライズでもそこまでくっついてなかっただろうがよ!というか普通に考えてボイスドラマ、コミカライズ、舞台で3回もこの話を角度を変えて公式からお出しされてる状況めちゃくちゃおもろい。なんぼ擦ってもいいですからね。
4/6夜の日替わりセクシーワードは「X=π」。
これまでのセクシーワードはまとめてくださっている有能フォロワーのツイートで拝見しているのだが、傾向を見るにたぶんステの天彦は本編の天彦より男体と女体がバランス良く好きなんだろうな(本編は少しだけ男体に寄っている気がする)。
というか本当に天彦の一挙手一投足に笑いや悲鳴が起きていてすごい。お前が動くと会場が動くんだよ。
ただでさえ色味や並び順で隣に並びがちな最大最小コンビがたっぷり時間を使って身長差を見せつけてくれるのめちゃくちゃありがたい。天堂天彦 でかこわ(なんかでっかくてこわいセクシー)
初日よりも吐息やタメが追加されたお風呂タイムは確実に濃さが増しており、じっくりゆっくり丁寧に真綿で首を絞められる心地だった。ものすごく気持ちいい拷問^^
猿川が湯船に飛び込んでからのコンビネーションダンスのキレが見るからに良くなっていた。練習したんか?お前ら(俳優さんではなくキャラクターに対する問い詰め)練習風景全部見せろ 毎秒見せろ お願いします
熱湯攻撃に変化をつけるな!!!!!!!!このせいでこれまでとこれからの熱湯攻撃がどうだったか毎日サーチかけなきゃいけなくなっただろうが!!!!!!!!夜公演はケツを攻撃していた猿川慧さん、昼公演では天堂天彦さんのckbを交互に攻撃していたそうです。なにそれ?狂った2700???
「猿川くん、そんなの誰に教わったんですか」←え???????????????
怖かった。しばらく放心状態になっていた。
本当に恐ろしいものを見た。
2次元の姿だけにとどまらず3次元の姿を与えられても相変わらず何やっても「おもしれー男」であり続ける天堂天彦マジでずりいよな…歓声・拍手・悲鳴 会場の全てを手に入れた男天堂天彦の勢いは止まらない。
ズボンを履いて靴下を履いて靴を履く行為をエンターテイメントにできる男。ジャケットを着ないプレイ…そういうのもあるのか
ライブパートとかでもそうだったけど、天彦は2階の皆さんとも積極的にコミュニケーションを取ろうとしている。WSAとしての格の違いを強く感じますね。
これは本編でもそうだったけど、天彦は自分のお当番回でヤバさをたっぷり見せつけてから次の回でまるで常識人のような面をしてツッコミに回るのでものすごく怖い。善と悪をモミモミするな。揉むな、善と悪を。
# 7 正邪は構造的に別ベクトルのヤバ思想人間同士がカチ合う話だと思っているので、怖〜…となる時間が長いんだけどセットの後ろで見え隠れする大瀬がかなりいい視覚的緩衝材になっていた気がする。癒しだった。
ステのふみや、まっすぐだけどどこ見てるのかわからない目をしていて飼い猫や赤ちゃんが何もないところを凝視しているのを見つけてしまった時の怖さに通ずるものがある。
最後の「お前っていい奴だな」を「お前っていい男だな」に変えたのは何か意図があるんだろうか。いい奴といい男、微妙に含むニュアンスが変わると思うから…まあ天彦はいい奴だしいい男だからステのイトフミはいい男だと思ったんだろうな。
舞台オリジナルパート
ま〜いに〜ちカ〜リスマデイズ♪
天彦の腰の動き、悪質!!!!!
配信の時から思ってたけど生で見ると余計にそう思った。恵まれたスタイルから生み出される最低の動き めちゃくちゃ褒めています
猿川慧のケツポケでぴょんこぴょんこしてる有線イヤホンに思いを馳せる時間があってもいいよね?
倒れてるテラくんにイエローカードを突きつけるりかおに。初日ってイエローカード使ってたっけ?脈を確認してからの「死んでる…」を「退場している…」と言ってたので一瞬「タイジョウ」の脳内変換が追いつかなかった。
倒れてるテラくんの脚キレ〜…ってずっと思ってた 美しいけどちゃんと男性なんですよね…ホホホ…
時々出てくるステ猿川の裏返った高い声ほんと面白くてわかってても笑ってしまう。ブッコロスゾォ⤴︎とかコノカトウセイブツガ-!は書き起こすなら絶対半角カナなんだよな。ステ猿川のサウンドロップ出ませんか?(平成の遺産サウンドロップ)
夜の東京タワーがわかんなくてもにゃもにゃするイトフミは4/6夜の部では無かった。初日で見てすごい好きだったのでなくて少し残念。今日は悟れたんだね。
倒れてるテラくんで遊ぶふみや、やってることは悪なんだけどそこに愛らしさを見出せるのが怖いよな。ヒプステtrack3の空却君がアマンダちゃんを人質にとって遊んでた時と同じ気持ちになった
というか自推しコンビのおふたり、他の人の台詞を眺めてる時の接触が増えてる…突き飛ばしたり睨みつけたりアイコンタクトしてる…怖…
初日ではほぼ接点のなかった依央利と大瀬の相性悪い2人も喋ってる人の背後で包丁めぐってもだもだしてて「関係性が更新されてる…!」と感動した 全方向のオタクに福利厚生が手厚い
本当にこのコンテンツのケツパラガスお気に入り具合がおかしい。風呂とアスパラを擦り続けるコンテンツってなんなのよ?永遠に遊べるじゃん
というか舞台での2人、早口の精度が高くてすごい。演じながらと急かされながら読むのとでは違うのかもしれないけど、声優さんが苦戦しまくっているケツパラガスと見事に和解している。声優陣の滑舌王かつみさんと3人でケツパラ三皇を名乗っていただきたい。
ドラパ猿川の笑い声を聞いたまま文字起こしすると「キャハハハ!」になるのは皆さんご存知だと思うんですが、ステ猿川もそうなってました。なんなら初日よりもキャハついてる。そこに凶悪なお行儀が加算されるのでマジで小悪魔なんだよな〜かわいいよね。いかついのにかわいいよね。このかわいさに気づいた人からもう戻れなくなるよ
「さよなら伊藤ふみや」はわかりやすい起点→楽しい混乱→ズッコケオチのギャグにおける王道構成になってるからすごく好きな話なんだよな。いい感じに終わったと思ったら財布要素の天丼でトドメ刺してくる抜かりのなさ。こういう側面から感じ取れる「コント出身の人が携わっているんだ」という実感。餅は餅屋、適材適所、的な…嬉しいね。
ライブパート
エクササイズのお時間 好き〜!
この3人、なぜかだけど体が丈夫そうなイメージがある。健康優良児。
理解の笑顔が眩しい!洗濯洗剤のCMを思わせる爽やかさだったよ
テラくんのギャルピは世界一〜♡見ているだけで運が良くなりお金が貯まり恋愛がうまくいくし健康になります。
両手ぶんぶんにも個性が出ててうれしくなるね…ここのテラくんキュートの擬人化です
トリケラトプスぶっ倒す猿川、ここでその回の力をフルパワー出力してる感ある。腹から声が出ている。そしてトリケラトプスを仕留めるガンギマリスマイルも至近距離で見れてよかった ガチガチに笑顔じゃん こっわ
買い物ブギウギ、2人とも噛まなくてすげ〜 噛んだ回もあったらしいけど甘噛みの範囲内らしいので本当にすごい。
なんかうまく言えないけどここの2人は全体通して安定感がある。エクササイズの3人がたくさん球を投げてそのうちのいくつかが瞬間風速的なデカい笑いを生み出すタイプなのに対して、買い物の2人は狙ったところに狙った球を投げて確実に笑いを取ってる。Perfume(Perfumeではない)はまた別次元で戦ってる。
前後のフォーメーションでポールとの絡みをお見せしてくる天彦と依央利を見つつ、そういえばこの2人、理性的な仮面を被りながらかなり快楽重視で生きてるよな〜となんとなく思った。
来たぞ脱力Perfume!!
これ大好き ここ永遠に見たい 気持ち良すぎる ゆるゆるオシャレテクノポップと死生観の話を掛け合わせましょうのアイデアを出して通して実現させてくれてありがとう 片隅にかおる夜想、ユリイカ、ダ・ヴィンチの残り香。
曲後半で2人ともお休みがちな表情筋の下で嬉しさを携えているのが本当に…本当に…大切にしていきたいよな…この時間を…と思った。
マジでここの関係性で一曲作った判断は本当に素晴らしいと思うし、ここにいる1人のオタクが「円盤迷ってたけど音源集付くならこの曲のために円盤買うか…」と思った程度にはマーケティング成功してます
エモをかっさらっていくカ〜リ〜スマ〜de〜ステ〜〜〜ジ!!!!!!!(あの曲)
いろんな感情が散らばったのを乱雑に一つの箱に押し込んだみたいに最後はたのしく終わるの、カリスマ忘年会の「なんかよくわからないけど、まとまったー!」を3次元に出力されたみたいですごく好き。
キャー!猿川慧の爆速直帰よー!!
他のキャラはみんなファンサを色んな方向に飛ばしてから帰っていったのに猿川はまっすぐお部屋に帰った。帰宅する能力が高い。
捌けるギリギリまで居座り、挙句シャツを開けデコルテを見せつけていた天堂天彦 終わりのTulip だった 最後まで怖すぎる。
今回の流れ弾枠
いつも2.5舞台に行くと「2次元での推しキャラとは違うけど目で追ってしまうキャラ」が発生する。それが今回は大瀬だった。
基本的にステ大瀬、地に足がついている。ふにゃふにゃなのにどこかどっしりとしている。劇中の台詞でも言及される「生命力の強さ」は動きにも少し出ているかもしれない。
そしてたまに見せるニヤ〜…って感じのインキャスマイルたまらんな…みんなニコッて感じだけど大瀬はフヒッて感じなんだよな。それでいて不快感を与えないどころか愛おしさまで生み出すのですごい。確かに君はミスター不快感ではない。
最初の全体曲終えた後の家具のセッティング時に大瀬が1人がけソファ運ぼうとして、猿川がそれを止めるようにしてソファ奪って運びだしてたのを見て絶対にこれは忘れないようにしようと強く誓いました。このリトルツインスターズちゃんがよ!
その他(ちょっとマイナスなことも言ってるので見たくない人は飛ばしてね)
良ポイント:劇中歌を本編と同じ月蝕會議さんが作っているのでスッと曲が違和感なく入ってくる。ドラパの世界をスポイトで吸って持ってきてくれたみたいだった。もし舞台が今後続いていくのであれば、ここは変えないで欲しいと強く願う。公式アンケートにも書いた。
モヤポイント:草薙お兄の細かい部分がちょっとズレ気味。以下2点。
・本編でお兄は猿ちゃんに「〜しないで」構文は使わない。舞台は場転の都合などで仕方がない部分もあるのだろうが、ここにモヤった人はいるんじゃなかろうか。特にこのコンビが好きな人。
・本編のお兄は天彦がテラにしたプレイを自ら笛で規制しながら述べるということはおそらくできない。言い淀んでキレるか、そもそも「夜は楽しみましょう」を意味深に汲み取れないかのどちらかが自然な気がする(これはあくまでオタクの一意見なので、ちげえよ!と思ったらスルーしてほしい)。だがこれも動きのある見せ場を作るという点では天彦の動きとも組み合わさってプラスに作用していた点なので、一括りに悪とは言えない。
それと「さよなら伊藤ふみや」の最後、ふみやが出ていく理由が「テレビで限定スイーツを見て」だったが、あの家にはテレビがないことが本編で明言されている。あの文脈だと「家でテレビを見て」という流れが自然なので本編とのズレが生まれる。
せっかくオリジナルパート含め全体がかなり高解像度で展開されていたので、こういった細かい点が浮いてしまっていた。だが裏を返せばそれだけ他の部分がしっかりキャラを守って作られていたということでもあるので、この骨太な解像度で今後も突き進んでほしいと思った。
総括「みんなで見ようカリスマdeステージ」
ここまで引くほど長くなってしまったが、この5倍くらいはここ良かった、楽しかったと言える内容だった。きっとこの手のエンターテイメントを多く見てきた方からすると、もっと上ランクの観劇体験が味わえる作品は他にもたくさんあるぞと思う作品かもしれない。だが決して多くはない自分の観劇経験の中で、ここまで流動的に変化していく舞台はなかったと感じた作品だった。初日でも十分味付けが濃い作品だと思ったのに、公演回数を重ねてキャストそれぞれの動きやセリフに変化が生まれた時自分の想定の甘さに驚かされる。まだ上がある。じゅうぶん驚き、楽しみ尽くせた初日公演が丁寧な「前フリ」だったのでは?とすら思ってしまうくらい豊富な味変を楽しめた舞台だった。今でもここまで楽しいのに千秋楽はどうなっちゃうんだよ!
まだまだ思うところはあるが、全部書いてたら本当に終わりが見えないのでこの辺りにしておく。
やはり言葉には限界があります。
無料ではないし、過去の私のように舞台苦手な人もいるから無理にとは言わないが、自分のクソザコな感想よりも百聞は一見にしかずなので是非見てほしい。幸いにも、(期限は切れたが初日と)千秋楽は配信が決まっている。コロナ禍入ってからこういった舞台の配信が当たり前になったのはありがたい。コロナが終息してもこの文化は残してくれ。
最終日、リミッターを解放したカリスマ達がどのように演じ上げるのかをよければ共に見届けてほしい。オンラインで手を握っていてね。
「カリスマ de ステージ」特設ページ - DMM TV https://www.dmm.com/digital/stage/-/theater/=/name=charisma/
配信での観劇も公式アンケートの対象だから、観て「良いな」と思ったところは伝えよう!