2023/4/18の日記
ヒプマイの9thライブ DAY2を見た
昨日5/3スパコミの原稿を終えたため、現地に行っていたフォロワーから配信を買うことを強く勧められていたヒプマイ9thライブの DAY2の配信を見た。
ヒプマイは熱狂的に追っていた頃よりは適度に距離を置き、新曲が出たら都度さらっと聴く、くらいの距離感だった。なので今回のライブもレポを見て楽しそうだな〜と眺めるくらいだったのだが、無視できない言葉があった。
「十四くんと獄さんのデュエットやばかった」
そういった旨のツイートたちだ。
デュエット、なるほど新曲が来たのか。過去にもヒプマイではコミカライズの特典としてデュエット楽曲が付くことがあった。
そもそもヒプマイは3人1組でチーム(ディビジョン)であり、1番手は他ディビジョンの1番手とデュエット曲を出し、それと同列で2・3番手のデュエットをリリースしてきた。
なのでああ、ナゴヤ(私の好きなディビジョン)にもその番が回ってきたんだな、くらいに思っていた。私はナゴヤ2・3番手の組み合わせが好きなオタクだが、楽しみだな〜、実際にコミックスが出るまで待ってその巻だけ買うか〜くらいにしか思っていなかった。
だがなんかTL見る限り、その組み合わせのオタクがみんな泣いていた。ライブ帰りでたくさん言いたいことはあるだろうに、こぞって長文で泣いていた。文字から嗚咽が聞こえた。
なんか怖くなってツイートした。
「覚悟していたはずなのに震えている、レポしか見てないのに」
現地に行っていたフォロワーから返信があった。
「あの組み合わせが好きなら配信を買うべき、現地は静まり返っていた」
どういうことだ…
とりあえず購入だけは済ませ、自分は原稿に戻った。そしてその原稿が終わったため、今日配信を見た。
360°タイプのステージを広々と使って各ディビジョンが入り乱れてのヒプマイとしては新しい感覚のライブだった。
声出し解禁ということもあり(自分はコロナ禍真っ只中にヒプマイにハマったので声出しOKのライブをリアルタイムで見るのは初)、色んな角度で新感覚のライブだった。
複数人曲を重視したセトリが組まれており、個人的に好きな山田弟ズの「BB's City」がライブで見れたのが嬉しかった。(ちなみに配信を買っていない DAY1ではこれまた個人的に好きな「Nausa de Zuiqu」がコーレスありで披露されたらしい。羨ましいぜ!)
そして順々にデュエット曲が披露されていき、モニターに十四くんと獄さんが映る。
覚悟をした。
流れ出したのは優しく切ないメロディ。
我様ではない素の十四くん(十四くんは自分を守るために自信満々な我様モードとぴえぴえ泣き虫な素モードを使い分けている)から紡ぎ出される、少しずつちぎって流していくような言葉たち。
そんな十四くんのかけらに寄り添うような、そして自身が抱えた重い荷物とも向き合うような、優しいく強い獄さんの言葉たち。
最低限のライトが2人を照らす。それまでは強い歓喜の光を放っていた観客席のリングライトの光が、その時間だけは柔らかく感じた。
変わった形の水槽で苦しみながら泳ぐ魚を美しく照らすアートアクアリウムのようだった。
ヒレに傷を負った美しい観賞魚たちは、水槽の中で懸命に生きていた。
これは…
脱稿したあとに見て正解だったな。
そう思った。しばらくは脳の「エモ」の部分しか機能してくれなかった。こんな状態でトンチキ自ジャンルの創作などできるはずがなかった。
この時点ではライブは折り返しくらいだったが、もう元をとった気がしていた。なんというか生ライブならではの力強さがあり、久しぶりに見るヒプマイのライブはやはり良かった。
今回のライブには DAY1、2ともに中王区(女性陣)の楽曲提供をしてくださったフィメールラッパーの皆様がゲスト枠として参加されていたのだが、Awichさん…美しくカッコ良すぎるぜ……
ヒプマイのライブはゲスト歌唱にもしっかり時間を割いてくれるのがいい。ヒプマイから知って提供元のラッパーさんの曲を聴くことはかなりあるので、ゲストパートで披露してたこの曲いいな、じゃあ他も聴いてみるかとなりやすい。今回もそうだった。これを書きながらAwichさんのRevengeを聴いています。
総括。かなりよかった。
とりあえずコミカライズに夜光虫(デュエット曲)が付くのは冬発売の巻らしいので、気長に待ちたいと思う。
あとヒプアニ2期楽しみー!